IMUGEは、カクテルベースとしてもお馴染みのジンやウォッカなどと同じスピリッツ。石垣島・久米島・宮古島の各離島ごとの自然風土、仕込水、こだわりなどの違いで各酒造所ごとに個性豊かなイムゲーが生まれています。 日本バーテンダー協会沖縄支部長を務められた経験をもつ喜納仁さんにイムゲーについてお話を伺い、さらにイムゲーをカクテルベースにオリジナルレシピを考案していただきました。是非ご家庭でもお愉しみください。
ショートカクテル向きのキレの良さ 請福酒造 イムゲー37度
「最初に飲んだときに感じたのは、キレの良さ。ショートカクテルに向いていると思い、スコットランドで古くから作られているウィスキーをベースにしたリキュールとレモン汁を合わせてみました。ちょっぴり甘さがあり、飲みやすいカクテルになっています。100年前に沖縄で作られていたお酒を復元したイムゲーは幻のスピリッツだと思います。イムゲーの魅力をより際立たせた魅惑のカクテルを味わってください」。と喜納さん。
仕上げにブルーキュラソーをドロップすることで、沖縄の海のような美しい世界を表現。
カクテルの名前は、「幻」や「幻影」の意味を持つ「ファントム」。
材料名…分量
イムゲー(請福酒造)…35ml
DRAMBUIE …15ml
レモン汁 …10ml
Blue Curacao(Marie Brizard)…1drop
ロングカクテルでイムゲーの味わいを堪能
多良川 イムゲー37度
「37度の多良川のイムゲーにジンジャエールをフルアップ、イムゲーの味を堪能していただくためにアルコール度数は5%をキープしています。ゼロからスタートして生まれたイムゲーが成長を重ね、認知されて世界の舞台へと旅立っていく、そんな上を目指していく姿をスパイラルカットしたレモンで表現してみました」。
螺旋状に剥いたレモンの皮を飾り付け、ブルーキュラソーをドロップしてエメラルドグリーンの美しい世界を演出したカクテルに付けられた名前は「ボトムアップ」。
材料名…分量
イムゲー(多良川)…60ml
ジンジャーエール …Full up
Blue Curacao(Marie Brizard)…1drop
レモンスライス…10g
ホットカクテルで香りと味わいを愉しむ
久米島の久米仙 イムゲー25度
「紅茶や珈琲など様々な飲み物と組み合わせて試してみましたが、芋の甘い香りや味が楽しめる久米島の久米仙のイムゲーは、林檎を使ったアップルティーとの相性が抜群でした。イムゲーを復元するのには様々な苦労があったと思います。作る過程にある記憶を辿りながら味わってほしいと思い作りました。1世紀前の沖縄に思いを馳せながら飲んでもらえるとうれしいですね」。
芋と林檎、シナモンスティックの香りは心を和ませてくれる。冬の季節にぴったりの体の芯から温まるホットカクテルに喜納さんが付けてくれた名前は「メモリー」。
材料名…分量
イムゲー(久米島の久米仙)…45ml
アップルティ…120ml
黒糖 …少々
シナモンスティック…1本
世界を舞台にスピリッツのジャンルで イムゲーがどんな展開を広げていくのか楽しみですね
「琉球王国時代に庶民のお酒として親しまれてきた芋のお酒を復元するという、酒造所のみなさんの熱い想いに心を打たれました。今回は、このイムゲーに対するみなさんの“情熱”をキーワードにしてカクテルを作ってみました。世界で通用するためには“うまいカクテル”が求められています。私が考える“うまいカクテル”とはアルコール度数をキープした、お酒を堪能できるカクテルのことです。アルコール度数も高く香りも豊かなイムゲーは、スピリッツのジャンルで世界に戦える唯一の商品です。上質なイムゲーが、世界を舞台にどんな展開をひろげていくのか楽しみですね」。
愛用の3ピースシェーカーを軽やかに操るBAR VINTAGEオーナーの喜納さん
プロフィール
喜納 仁 18歳からバーテンダーの道を歩み、沖縄初のソムリエの資格を取得後、NBA(日本バーテンダー協会)の沖縄支部長を務めるなど沖縄のバー業界を支えてきた重鎮。沖縄カクテルコンペティションを企画するなどバーテンダーの育成にも力を入れている。本格的なオーセンティックバー「BAR VINTAGE」は今年で25年目を迎える。 データ/BAR VINTAGE(バー ヴィンテージ)
沖縄県浦添市安波茶1-31-3 宮里ビル201
098-875-3376
月〜金/19:00〜翌2:00
日曜休
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
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